THANKS FOR LIFE 2023を開催します!
THANKS FOR LIFE 2023
トリオ・ジャパンではこの度、移植待機患者・経験者とその家族・医療従事者・政治家・ボランティアをも巻き込んだ大規模な移植待機者応援イベント「THANKS FOR LIFE 2023」を実施致します。
THANKS FOR LIFEとは?
THANKS for LIFEは、いつ叶うか分からない長期移植待機期間を過ごされている患者さんやそのご家族を応援するべく、彼らの励みになるような時間を提供する活動です。
臓器移植は本人だけの戦いだけではありません。
両親、きょうだい、家族、友だち、医療者、みんなの戦いです。
待つ方も、支える方も日々ゴールの見えない道を走っています。
THANKS FOR LIFEのコンセプトは、「移植待機者・家族のためのお祭り」です。
日々懸命に病と戦い、大変な我慢を強いられている臓器移植待機患者とその家族が笑顔になれる一日を届けます。
そして、過去に移植を受けた方々も参加することで、待機患者にとっての”希望”を示すとともに、ボランティアや支援者も参加して、社会全体で移植待機の患者さん・ご家族を応援するお祭りにしたいと思っています。
▽2019年度に実施した時の様子はこちら
概要
・開催日時:11月11日(土)10:30〜16:00
・開催方法:大阪府吹田市千里万博公園1−10 万博記念公園 b-base
(大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」から徒歩)
・プログラム概要
移植待機のご家族、移植を受けた方、ボランティアなどに万博記念公園b-baseに集まっていただき交流や作成会議の時間を設けつつ、移植待機で入院している子に応援団や吹奏楽部の演奏でエールを届けます。
・ご参加対象
・移植待機患者とその家族
・移植経験者とその家族
・トリオ・ジャパンの支援者
・医療従事者
・ボランティア
など
プログラム
①万博記念公園でのバーベキュー
移植待機の患者さんとそのご家族、移植を受けた後の患者さんとそのご家族、ボランティアなど属性をバラバラに分けて交流の時間を設けます。
②移植待機の患者さま・ご家族へのエール
現在闘病されてる患者さんと中継をつなぎ、青空応援団、吹奏楽部からエールを届けます。
③なぜ日本は移植が進まない?激論!子どもと大人の作戦会議
臓器移植希望者に対して圧倒的にドナーが足りていない日本。日本の臓器移植は海外に比べなぜ進んでいないのか、学生からの質問に大人が応えつつ、移植医療を普及させるには何が必要なのかを議論します。
④吹奏楽部・ゲストによるパフォーマンス 等
※プログラム内容は、変更になる場合がございます。
出演者ご紹介
MC:大谷邦郎さん(ジャーナリスト、「ふたつの誕生日」著者)
ラジオ報道時代にギャラクシー賞・最優秀賞などを受賞。2018年「なんでもない日はとくべつな日ー 渡航移植が残したもの」2022年「ふたつの誕生日ー 移植ってわがままですか?」を執筆。THANKS FOR LIFE初期より参画。
アシスタントMC:野村 朋未さん(アナウンサー)
関西を中心にラジオ、テレビなどに出演するフリーアナウンサー。ABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」12代アシスタントを務めた後、現在はABCテレビ「おはよう朝日です」のニュースナレーションを担当。お酒好きで、日本酒唎酒師として日本酒講座を開催したり、YouTubeチャンネルでお店を巡り紹介したりしている。朗読活動にも力を入れており、各地の民話を朗読していて、民話を伝え残す活動をライフワークにしたいと考えている。MC、アナウンス指導なども多数。
応援プレゼンター:青空応援団さん
東北各地の応援団OBらが中心となり、東日本大震災をきっかけに2013年に結成された社会人応援団。現在は全国に80名近くが所属し、日本一の応援団となる。
これまで個人・学校をはじめとする教育現場やスポーツや冠婚葬祭など、 ざまざまな場面で全国各地、または世界中の頑張る人へエールを送り続けてきた。
応援プレゼンター:明星高校・大阪女学院吹奏楽部
明星高校・大阪女学院吹奏楽部の高校生が演奏を届けます。
フォトグラファー:西尾菜美さん
1974年、大阪府生まれ。大阪国際がんセンターの広報企画部を経て2019年に呉服屋に併設されたフォトスタジオに転職。’21年にAYA世代のがんサバイバーに向けた振袖無料撮影会を開催。’22年に大阪市中央区に日本初のがん患者専門フォトスタジオ「Photo studio N+」を設立。
パフォーマー:春日希さん
ミュージカル俳優。「Be Hope, Be Mare! 」(希望であれ、自分であれ!)をモットーにパフォーマーのみならず、MC、Podcastホスト、作詞等、幅広く活動中している。主な出演作は『アニー』『ジーザス・クライスト=スーパースター in concert』など。『ヴェガとアルテオ』『考える葦』『イエスと言え』など日本オリジナル作品で主演も務めている。2022年に社会貢献型コンサート『light ur candle』を開催した。
THANKS FOR LIFE 2023に対する想い
今を闘う患者家族の希望になれたら
私たちトリオ・ジャパンは1991年の設立以来、臓器移植を必要とする病と闘っている患者さんたちが、自国で臓器移植に到達することができ、再び人生に輝きを取り戻せる社会を切望してきました。
これまで国内の臓器移植医療が日常的な医療となることを目標に様々な活動を行ってきましたが、2023年現在も臓器移植医療は日常医療と呼ぶにはほど遠く、特別な医療のままです。さらには、およそ2年に渡るコロナ禍が限りある医療資源を逼迫させ、臓器移植でしか救われない患者さんとその家族にとって、より一層厳しい状況が続いています。
私たちは、海外渡航移植を決断される方々の支援をさせていただく一方で、とても厳しい状況で国内待機を頑張っておられる方々が大勢いらっしゃることを知っています。特に多くの小児の場合、お母さん、お父さんが24時間完全付添を強いられることにより、兄弟児が両親と離れ離れの生活を余儀なくされます。患児だけでなく兄弟児や両親も大変な我慢をしていることを私たちは知っています。
この度、このような国内待機を頑張っておられる患者家族の応援企画としてTHANKS for LIFEを企画しました。このTHANKS for LIFEは2019年に移植者を中心とした交流の場として開催されましたが、今度は国内待機を頑張っておられる患者家族を応援する交流の場として新たにスタートします。
この取り組みが臓器移植医療の一助となれば幸いです。また、今を闘う患者家族の希望になれたなら大変嬉しく思います。
国際移植組織TRIO JAPAN(トリオ・ジャパン)
理事長 青山 竜馬